Leica M8 & Summilux35mm f1.4(1st)
一年ぶりの写真散歩。
M8を使うのも久しぶりだ。
M8との組み合わせでは、戸惑ってしまう。
体に染みついた35ミリの眼。
久しぶりに歩いた地元の町は、ずいぶんと様変わりしていた。
戦後の高度成長期の名残を残す文化住宅群は、
軒並み、更地やコインパーキングに変わり、
記憶の底にある特徴的な住宅群は、その姿を消していた。
撮っておけば良かった。
いや、やはり記憶の中にとどめておく方がよいのだ。
失った記憶がある一方で、記憶の残滓を確認できたことは収穫であった。
そんなことを思いながら、一時間半あまりの散歩を終えた。