2010-09-25

Machine dependent

私は依存症です。
機械に対して依存しています。

時計
テンプがチクタク時を刻む姿をイメージするだけでドキドキしちゃう。

写真レンズ
バラしたり組み直したり、曇りを取ったり、偶に丸枚絞りとかをバラした時など、狂おしいほどに悶絶しながら、やり遂げたときの達成感。

カメラ 
スローシャッターのガバナーがじーーーーっと鳴く音が何とも愛おしい。ファインダーの二重像が合う瞬間が好きだ。銀塩だろうがデジタルだろうが、自分の好きなように弄り倒せる喜び。

釣り竿 
別に高級な物じゃないが、和竿を十数年手入れして使っていた。自転車と共に、少年時代からの友達。

自転車 
何処までも行ける気がした少年時代。手入れを欠かした事がない程、可愛がってた。最近久しぶりに、私とほぼ同じ歳の真っ赤な自転車を入手し、レストア&調整中。

オーディオ機器 
高級でもないし、古い道具ばかりだけれど、手入れしながら使い続けている。想像の翼をはためかせる空間のカンバス。餌箱あさり(中古LP探し)も以前は日課だった。

万年筆 
何故か古くて手の掛かる道具ばかりを愛玩している。茶色で綾織り柄の美しい道具。

ライター
私は煙草をのまないけれど、愛用のレコードプレーヤーが昔造っていた事と、造形が興味深いので手頃な物を見かけると、つい集めてしまう。

どれにも共通しているのは、高級でなくとも、しっかり創られていて、対話をしながら手を掛ければ掛けるほど、使い手に応えてくれるのと、理屈ではわかっていても、不可思議な振る舞いをしてくれるところ。

おかしな機械と、おかしな家族に囲まれて暮らす私は、多分、幸せ者です。