SIGMA DP1 & Panasonic DMW-LW46
その昔、「朝日のあたる家」という歌があった。
何処か人生が被る。少年時代、真剣にそう思っていた。
「その時代の」ではなく、恐らく、私が歩んでいくだろう、これからの人生を
今では、家庭を持ち、
ささやかだが苛烈に満ちた、それなりに幸せな日々を送っている。
しかし、心の中でなにかが叫ぶ。
「違う、違う、其処じゃない!!」
「もっと遠く、もっと孤独。そう言う場所こそが、お前にふさわしいのだ。」
目を上げると、其処には夕日をあびた高速道が出来ていた。
これに乗って、何処かに行けと言うのだろうか?
決めるのは、私。